つねさん語録 №3

本名:車つね。
寅さんの叔母。我らがくるまやのおばちゃん。
キップはいいが、涙もろくて心配性。超がつくほど現実主義の彼女は
柴又の涙と笑いのポイントゲッター。

つねさん語録 №3

「男はつらいよ~フーテンの寅~」 (3)

寅さんに縁談。川千家でお見合いをする。
ところが相手は、古い馴染みの駒子だった。
聞けば、駒子は夫との生活がうまくいかず、
その腹いせに見合いをしたと言うのだ。 ← 何だそれ ( ̄ー ̄?)
寅さんはそこで一肌脱ぎ、夫を呼び寄せ、二人の仲をとりもつ
そして、くるまやで二人の祝儀、宴会で芸者をあげ、
ハイヤーまで用意してあげた寅さん。そこまでは良かったが
何と、その費用の全てをくるまやにまわした事が大問題に・・・


「あたしゃねえ!みんな先方が払うもんだとばっかり思ってたんだよ!!
だから黙ってたんだよ。何でうちで払わなきゃいけないんだよ!
え!ハイヤーの料金まで!!言いたかないけどねえ、
あたしゃタクシーだって年に数える程しか乗った事ないんだよ!!
ハイヤーなんて生まれてからいっぺんだって乗ったこたあないんだよ!!!
何でそんなお金まで!!!」


「金金言うなよぉみっともねえったくぅ祝い事じゃねえかよ
少し位の金でもってガタガタ言うなよ」

「あ~!!そうかい!!そんなら自分で払ってみろってんだ!!!」
「何ぃ~?!」
「いいか寅、何度も言うけどなあ、俺たちゃあなあ、たった一人の甥っ子の
おめえの結婚式なら、どんな贅沢だってさしてやらあ!!それがだなあ
何で赤の他人の祝い事にこんな散財をしなくちゃならねえんだ!!」

「あ~?!あそうかい!じゃおじちゃんは俺だけ幸せになりゃそれでいいってのかよ」
「そうよ!そうだよ!!」
「そうかい!それじゃあの二人はどうなったってかまわねえってのか?
は~~?!おじちゃんそんな人間かよ!!」

「この野郎~、てめえ脳みそも足りねえくせに文句ばっか言いやがってこの野郎!!」
「兄さん!あんた言葉がすぎるよ!おじさん達は何も、あの二人の再婚を祝福しない
と言ってるんじゃない!しかしその為に、芸者を呼んだり料理をとったり
そんな費用まで払う義理あいは無いと言ってるんだ!そんな事が分からないのか!!」
「分からないよ!!!
テメエも同じ人間か?そんな心の冷てえ人間が俺の親戚かよ!
そうと分かってたらテメエなんかになあ、妹の櫻なんかやるんじゃなかったよ!!」

「表へでろ!!!」
「この野郎、上等だよ!!やったろうじゃねえか!!!」
「ちょっと・・・ちょっとちょっと・・・」
「黙ってろい!ババア」
「博さん、およしよ・・・あんたちょっと、およしってばさ」
「黙ってろい!ババア」


この後、裏庭では、寅vs博の大喧嘩が勃発
博に完膚なきまでにのめされてしまう寅さん
翌朝、反省し人目をしのんで旅立ってしまうのです


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実はおばちゃんは・・・
他人の贅沢が大っ嫌い!!!
普段から質素な生活を心がけている現実主義のおばちゃんには
寅さんの義理や人情の”格好つけ”が通用しないのです
この点において、寅とおばちゃんは決して相互理解は得られません。

ひょっとしてこの事件の後も
つねさんの怒りが収まらないので
おじちゃんの優しさで「湯ノ山温泉旅行」に連れて行き
贅沢をさせてあげたんじゃないかな?

帝釈天参道の立派な団子屋のおかみさんなんだから、
自分も少しくらい贅沢すればいいのに
と思ってしまう、おばちゃんの怒りの啖呵でした。

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