男はつらいよ~寅次郎の休日~

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満男が恋焦がれる、泉ちゃんが父親を訪ね、旅をする。

満男は大学生。家を出て大学の近くに
下宿したいと考えているが、
櫻と博に反対されている。
だが満男は強行。不動産屋とも契約し、
レンタカーでトラックを借り
岡部とよっちんを手伝わせて、
引越しを強行すべく自宅に向っていた。

くるまやでは、満男の高校の後輩で、
満男がが恋している及川泉が訪ねてくる
泉は父親の浮気が原因で両親が別居し、
スナックで働く母と名古屋で暮らしているのだが
母ともすれ違いの生活。父と母に
仲直りしてもらいたいと父に会いに上京した
ところが父の会社は定休日だったので、
せっかくだからと柴又にやって来たのだ
・・・泉ちゃん、前もって連絡とかすると、そういうミスはなくなるよ(^^)

「母さん、とても条件のいい部屋が見つかったんだ
これからすぐ引っ越そうと思うんだけど」

「これから?へえ~ずいぶん急なのねえ、そんな事して後悔しないの?」
「するわけないだろ」
「じゃあどうぞ」
満男が部屋に向うと、階段の上にはまたしても泉の姿が・・・
「いつ来たの?」
「お昼過ぎ。お団子屋さんでおばさんに会ってね、今夜泊めてもらうの」
「へえ・・・母さん・・・どうしようかな、引越し」
「・・・今、するんじゃないの?」
「別に今日じゃなくたっていいんじゃないか?」
満男は引越しを中止。八王子から三時間かけてトラックで手伝いにきた
岡部とよっちんを強引に帰らせる 

翌日、泉と満男は、父の会社に会いに行くが、もう父は会社を退職していた
彼は今、大分県の日田で、例の女の人と暮らしているのだという
思いつめる泉を、寅さんたちは皆ではげました。
東京駅、泉は、名古屋ではなく九州まで切符を買っていた。
満男は放っておけなく、一緒に新幹線に飛び乗るのだった。


その事を知り、くるまやでは大騒ぎになっていた。
すぐに二人を追いかけようとする博たちを寅さんがたしなめる
「ちょっと待て、お前達の心配は良く分かるよ、だけどな、ここは思い切って満男に任せろ」
「あいつはね、役目を果たすよ。大丈夫、俺の甥っ子だから」
「満男はいいんですよどうなったって、しかし泉ちゃんは人様の娘ですよ、
何かあったらどうすればいいんですか!」

「お金だって持ってやしないわよきっと」
「貧しいね君達は・・・金なんか無くたっていいじゃないか、美しい愛さえあれば」
「ばかみたい!」 (櫻)
「せやけど、おなかすくんちゃうやろか?」 (三平)
「腹なんか空かない!、絶対に空かない!!
美しい恋をしていれば、一ヶ月くらい飯を食わなくたって、平気だー!!!」

「櫻、こんな人の相手をするのはやめよう」
「お、おい、おい博!、お前今なんっつたんだ?!」
「悪いんですけどね僕達は今、兄さんの恋愛至上主義なんかに付き合ってる暇は無いんですよ」
「私たちはあの子の親なのよ!!」
「フン!じゃあお前が教育ママで、お前が教育パパか!田へしたもんだ蛙のションベンだい!
いいか、俺だってなあ、お前みてえなバカ親父やバカッかかあの面見るのは真っ平だよ!
一言いっとく、あんまりガキ扱いすると満男がかわいそうだぞ。
あいつはもう立派な大人なんだ!一人前に扱ってやれい。反省しろ、バカッ」

そこにちょうど泉の母親の礼子が泉を迎えに来る 
「あらっ?もしかして・・・あなたのお名前は?」
「寅次郎と申します」
「やっぱり!、娘がいつも噂しているものですから、お顔立ちや御召物ですぐ分かりました」
挨拶を交わし、事情を話すと、礼子はひどく心配する
「すぐ参りましょう!お嬢さんに何かあったら大変です」
「でも、満男が一緒なんだし・・・」
「馬鹿だなあ、あんなガキが頼りになると思うのか?第一な、金なんか一銭も持ってないんだよ、
腹すかしてフラフラになってるよ!、本当にまあ非常識な親だねぇ、やんなっちゃうよ」

こうして寅さんはてのひらがえし、礼子と二人、夜行列車で追いかけて行った。



大分県日田市
泉は父と一緒にいる女の人に”父と別れてほしい”と
父に”帰って来てほしい”と言う決心で会いに来たのだったが
いきいきと充実した父の暮らしぶりや、その女性のひととなりを目の当たりにして
もう父が戻ってくる事は無いという事を肌で感じるのだった
「パパじゃないみたい・・・日焼けして元気そうで・・・」
          :
          :
「泉・・・お前、パパに何か話があったんじゃないのか?」
「あったけど・・・もういいの。おばさん、パパをよろしくお願いします」
逃げるようにして、その場を後にする泉。
「先輩・・・私、何も言えなかった・・・」
「分かるよ・・・泣くなよ、な、泣いちゃだめだよ」
泉をささえる満男だった・・・
ふと見ると寅さんと礼子がそこにいた。
「おじさんよ!鵜飼ってのはやってないのか今?終わったの?あれは夏だけね」
「ねえ・・・寅さん、本当に見つかるかしら」 (礼子)
「大丈夫です、必ず見つかるから。俺はねえ昔っから人を探すの得意なの・・・いた!!!」
「泉ぃ!!」「ママぁ!!!」
「満男!!」「伯父さん!!!」
ほっとして抱き合う泉と礼子だったが、寅さんと満男は抱き合う必要は無かった。


その夜4人で温泉旅館に泊まる
寅さんと礼子はわるのりして、仲のいい夫婦のフリをして中居さんをだましたりして
楽しい食事をするが、礼子はその夜、涙を止めることが出来なかった
”パパの事はあきらめよう、私と一緒に暮らそう”と慰める泉であった。
「伯父さんに一言いっておきたい、泉ちゃんのお母さんの今夜の発言は
みんなあれ冗談ですよ。心の傷を癒そうとして、無理にはしゃいでいただけなんだから
”あなた”なんて言われて、本気にしないで下さいね、よろしくお願いしますよ」

「偉そうな口ききやがって、分かってるよ!、
伯父さんに向って初歩的な説教するな!バカッ」

「だって伯父さんはいつも、初歩的な過ちを犯すじゃないすか」
「うるさいから寝ろ!!お前はっ!!」



数日後、寅さんはお正月のかきいれ時
またまた商売の旅へとたってしまう
柴又駅で見送る櫻と満男
「満男、困った事があったらな、風に向って俺の名前を呼べ。
伯父さんどっからでも飛んできてやるから。じゃあな。」

 

お正月、満男は金町のよっちんの家で新年会なので、遅くなると櫻に電話をしてくる
ところが諏訪家には満男の友達が来ていて待っていた
「誰だよ友達って、茂か?もしもし?誰?」
「・・・あたし。もしもし。」
「泉ちゃんか?、そうだろ?、泉ちゃんだろ?、あのさあ俺すぐ帰るから。」
またもや満男はドタキャン。新年会は岡部とよっちんの二人だけで行われる事になった
・・・岡部とよっちんよ、もう正月は泉という娘が来ると思っていてくれ。



男はつらいよ~寅次郎の休日
泉も、泉の母親も、泉の父親も、その愛人も、満男も、そして寅さんも
人は誰でも幸せに成りたいと願っている。
そして、その人にとって一体何が幸せなのか、という物語。



ところで、
歌手の幸田來美さん、今回のマドンナがあなたの先輩、
元祖エロかっこいいの夏木マリ師匠です。


「あの~・・・寅さんちゃいますの?」 ← くるまやの三平
「何ぃ、俺が寅さん以外の人物に見えるのか?御前様に見えるのか?」
この感覚、最高です。



寅さんは将来、満男と泉の子供の名付け親になると言う
博さん「お願いします」とか言ってたけど
また信長とか秀吉とか言い出すね、きっと。



寝台列車のシーンで、夜中、礼子に呼ばれて
カーテンをバッとあけた寅さんが、まだ背広着て帽子かぶったままだったので
映画館場内が、大爆笑だったのをよく覚えてます。

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映画評「男はつらいよ 寅次郎の休日」
Excerpt: ☆☆☆(6点/10点満点中) 1990年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり
Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
Tracked: 2006-12-19 14:39

男はつらいよ 寅次郎の休日(男はつらいよ43) #721
Excerpt: 1990年 日本 106分 久々にオープニングの夢が復活。平安時代を舞台にさくら式部と寅麻呂の話より。いつの間にか歌のキャストの名前のフォントも変わっている。満男は大学に受かるが、都内なので通学が辛..
Weblog: 映画のせかい2
Tracked: 2007-01-04 07:09